パソコラ・スマコラ（PC・スマホに関するコラム集）

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長生きはするもんだ！　神アプリ ② 「タクシー配車・GO」　2022年08月16日

　根っからの酒飲みなんでね。タクシーは日ごろからよく使うんです。
　一昔前まではタクシーを捕まえるの大変でした。神奈川県の県央部に生活圏があっては、東京や横浜と違ってタクシーは「流し」で走らないですからね。駅前や人の集まる施設のタクシー乗り場で乗るのが基本形。電話で配車を頼むと、配車係が付近を走るタクシーと無線のやり取りで予約が取れました。到着時間も曖昧になり、ずーッと到着まで立って待ってました。この世にナビが普及してからはまだマシだけど、2昔前までは、配車係は地図を見ながらタクシー運転手に口で道を説明していました。
　10年前位かな？　「Japan Taxi」っていうタクシー配車アプリを初めて使いました。終電・深夜の最寄り駅。駅のタクシー乗り場は自宅と反対の側なので、自宅側に歩きながら、その途中で使ってみました。ものの1分で配車予約完了。何の特徴も目印も無い道路上でも、拡大マップで配車して欲しい位置を決められるので、誤配の心配は全くなく、予想到着の3～4分通りにやって来ました。迎車料金が+300円かかりましたが、目からウロコ状態でした。自宅方向にとりあえず歩きながら配車してもらうので、時間的にも、距離的にも、金銭的にも一石三鳥でメリット有り有りのアプリです。
　「Japan Taxi」のアプリは現在は「GO」という名称に変更になりました。支払い方法も格段に進化し、キャッシュレスは当然で、更に下車時の時間効率が高まりました。そして、更に進化した点が配車されたタクシーの軌跡が一目で分かるようになった事。配車後、いつ到着するか分からずボーっとつっ立って待ってる必要がなくなりました。地図を見ながら、タクシーが近づいたらスタンバイすればいいのです。このしくみを真似したのが出前宅配アプリ。配達員が届けるまでの軌跡が一目です。そして、この「GO」は稀にクーポンがもらえます。2000円位のクーポンがもらえて、期限内に利用しない手はありません。
　さて、こんな便利なタクシー配車のアプリですが、素朴な疑問が生まれます。それは、「迎車料金は遠くても一律なの？」です。昔の電話による配車以来と違って、配車されたタクシーの位置がわかってしまうので、実際の賃走距離よりも遠い所からやって来ても300円のみで済むのでしょうか？

　平日の朝。相模川の河原で朝飲みしていた時に実験してみました。こんな場所で、まずタクシーなんか見る事はありません。「神奈中タクシー」は「かながわPay」が使えて2割も還元されるので、「GO」アプリで「”神奈中タクシー”のみ配車」に設定しました。

　配車確定まで4～19分と、大分幅がある根拠がわかりませんが、既にアプリを動かして1分が経ちました。

　やがて4分。まだ配車が決定しません。

　10分経ちました。結構な時間を待たされていますが、最大19分までは我慢しないといけません。

　更に7分、計17分でやっと配車が決定されました。あと2分でタイムリミットだったので、何やら策略を感じます。座間営業所の車かと思いきや、川向うは厚木営業所の車です。配車決定時のタクシーは厚木駅付近でした。これが見たかった！　結構な距離あるよ、4㎞位かな？　この距離を迎車料金として300円でホントに済むのかな？　そして、到着予想時刻は08：38、11分後です。

　配車から2分後です。早くも、到着予定が遅れる旨。

　配車から5分後、こちらからメッセージ。遅れても時間は気にしない旨、目印の詳細を送りました。

　配車から12分。更に5分到着予定が遅れました。まだR246も超えていないのか！　陸橋の渋滞にハマっているな、通勤ラッシュ時だからね。

　更に2分予定が延びました。廃車時の見積もりよりも20分遅れの到着予定です。

　配車後16分経ちました。やっとR246の陸橋をクリアーしました。「あと少しだ、頑張れ！」って、心の応援が。

　配車後19分。更に2分の延長。だって遠回りだもの。

　更に1分後、やっとこっちに曲がった！

　更に2分後、予定時刻まであと3分だ！　頑張れ、ドン突きを右に曲がればゴールだぞ。

　曲がった！　あと2分だぞ。

　ほぼ最終の到着予定時刻通りにやって来ました。アプリで配車を試みてから40分、配車が確定してから24分後の到着でした。
　座間駅まで賃走1500円、そして24分間も費やした迎車料金は300円でした。国の定める最低賃金を黒字でクリアーできたのかな？　それにしても、やっぱりタクシーは高い。クーポンや新型コロナの割引が無ければ決して使えません。