パソコラ・スマコラ(PC・スマホに関するコラム集)

 
まずはスペック(仕様)を紹介します 2003/03/15
 購入は昨年の5月。これまでのFMVではさすがにDVDの編集まではこなせず廃 棄に。1台目(1代目)はサポートのしっかりした大手メーカーを選んだが、少しの知 識が備わればサポートなんて無用なので、今回は「DELL」「SOTEC」のオンライン 販売メーカーに的を絞った。店頭で養う従業員の給料が価格に含まれないので格 安なのは勿論だった。
 さて「DELL」コンピューターはそれでも新聞広告等の宣伝費がかさんでいるよう で、同じスペックなら「SOTEC」の方が3〜5万円安かったし、地元・神奈川県のメー カーを応援したかったので、即後者に決めた。モデルは「G4170AVR」(Pen4/1. 7Ghz 256MB/60GB )そして自慢はDVD-R/RWとビデオチューナー。自慢部分を除 けば10万円チョイというモデルであったが、これらを付けたために17万円成りとな った。当時、このスペックで一流どころのメーカー(Fujitu Sonyなど)だと25万円、 「DELL」でも20万円は越えていた。
 宅配されて来てまずビックリしたのがその大きさ。とにかくドでかい。今どきの一 流メーカーの流行はとにかく「よりコンパクトに」なのに、これでは机の下になどに隠 しきれない。しかもタワー型なのでモニター等と積み重ねる事もできず狭い部屋が 余計狭くなってしまった。
 Windows95以降がパソコン界での画像・音声の革命期であるとすれば、XP時代 は動画編集の革命期である。まだこのパソコンを使用してから1年の期間にも満た ないが、早くも失敗だったと後悔する箇所が少々ある。ひとつは「ビデオキャプチャ ー」。モデル仕様に使われているものは安物が多く、これでは快適なDVDライフを 送れない。ご存じだと思うが家庭用のDVDプレーヤーで見ることのできるフォーマッ トはMPEG2である。ところが我がモデルはTVチューナーからのダイレクト録画は MPEG1のみしか対応していない(MPEG1は95世代のフォーマット)。それを別ソフト でMPEG2に変換するのに莫大な時間を要する。その手順を踏んでやっとDVDの媒 体に焼くことができる。最近では「キャプチャー・チューナー」の老舗メーカー「カノー プス」でいいものが出ているが、単品で3〜5万円が相場である。
 第2の後悔がDVDドライブの「DVD-R/RW」だ。なんで各メーカーは足並みが揃え られないのだろう。このままでは「ビデオテープのVHS/ベータ」の二の舞だ。と、言 っても単に2種類ではなく目下のところドライブだけでも「DVD Multi」「DVD±RW」 「DVD-R/RW」「DVD+R/RW」の4種。メディアにいたっては更に「DVD-RAM」が加わ って5種類が店頭に並ぶ。今現在は我が「DVD-R/RW」のメディアも店頭で売って いるし、「プレステ2」や「家庭用DVDプレーヤー」での再生も問題ないので一安心し ているが、マイクロソフト社は「DVD±RW」を推奨しだしたし、新たなドライブ規格や メディアの登場も予想される。
 とまあいろいろ書きましたが、この現象は各メーカーや世間が次世代の動画編集 機能をパソコンに注目を置いた結果の、そして今やメーカー各社が試行を錯誤して あえいでいる結果なのでしょう。いずれにしてもアナログ録音のカセットテープから デジタル録音のCDやMDにメディアが完全に移行したように、我々ユーザーとして は録画システムの移行もスムーズに行ってもらいたいものです。
 それ以外では特にこのパソコンに不具合もなく、買ってよかったと満足していま す。モニターにもこだわっていて次回のテ−マは「嗚呼、我がうるわしのモニター」 の予定です。

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